研究成果2017.09.27
当拠点において、京都大学情報学研究科 佐藤亨教授らの研究グループとパナソニック株式会社が共同で、離れたところから高精度に心拍数と心拍間隔を計測できる生体情報センシングセンサーの小型化、高感度化に成功しました。
今回開発した「非接触ミリ波バイタルセンサー」は、2016年1月20日に発表したものに比べ10分の1に小型化しました。また、複数の人物を同時に計測する場合、互いに離れる必要がある距離を7.5cm程度と従来比8分の1まで縮めることができました。その結果、本センサーではこれまで不可能だった複数の人物の心拍間隔を同時に計測することも可能です。
小型化、高感度化により、天井や機器などにセンサーを埋め込み、利用者が測定時にストレスを感じない、カジュアルな生体情報センシング(計測していることを感じさせず、普段の状態のままリラックスした状態でセンシングすること)を可能にします。具体的には、日常の健康管理や母子・高齢者の見守りなどのシステムの進化と普及に貢献していきます。
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非接触ミリ波バイタルセンサーの小型・高感度化技術を開発しました。(京都大学発表)
非接触ミリ波バイタルセンサーの小型・高感度化技術を開発。(パナソニック株式会社発表)