研究成果2017.12.23
京都大学教育学研究科明和政子教授らの研究グループが、出生予定日に達した早期産児(以下、早産児)と出生後まもない満期産新生児の自発的な泣き声の特性を調べました。
その結果、在胎32~37週未満で出生した早産児は満期産児よりも周産期の泣き声のメロディーのバリエーションが大きく、このような特性を持つ児は1歳半時点の言語・認知発達が良好、という新たな事実を発見しました。
これは発達早期の泣き声のバリエーションが乳児期の言語学習発達を予測する可能性を示すものであり、早産児の周産期からの発達評価や支援の進展に大きく寄与すると期待できます。
この研究成果はスイスの学術誌「Frontiers in Psychology」に掲載されました。
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周産期の泣き声で言語発達を予測(京都大学発表)