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Report-活動報告

明和教授が研究成果のプレスリリースを行いました。

2020年11月12日、京都大学教育学研究科 明和政子教授が研究成果についてプレスリリースを行いました。

妊娠初期から発達する父親の「親性」脳
― 育児に対する父親の脳と心の発達には個人差がある―

京都大学大学院教育学研究科の明和政子 教授、DIAZ-ROJAS Françoise PD研究員、麻布大学の菊水健史 教授らの共同研究グループは、パートナーが初産で妊娠中の男性(父親群)と、子を持つ予定のない男性(統制群)を対象に、育児に関する動画を提示中の脳活動を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)にて計測、比較しました。
また、心理・行動特徴を調べる質問紙調査と、唾液中のオキシトシンとテストステロンの計測を行い、脳活動パターンとの関連を調べました。その結果、両群ともに、育児に関する動画に対して、親性脳とされる領域の活動が確認されました。ただし、親性脳の活動パターンには大きな個人差がみられ、育児に対するイメージなど、いくつかの心理・行動特徴が親性脳の活動と関連することが明らかになりました。

【京都大学:最新の研究成果を知る】はこちら。

研究の成果は、2020年11月2日にオランダの国際学術誌「NeuroImage」オンライン版に掲載されます

タイトル:Development of the Paternal Brain in Expectant Fathers During Early Pregnancy.
著  者:Françoise Diaz-Rojas, Michiko Matsunaga, Yukari Tanaka, Takefumi Kikusui, Kazutaka Mogi,  Miho Nagasawa, Kohei Asano, Nobuhito Abe, Masako Myowa
掲 載 誌 :NeuroImage DOI:https://doi.org/10.1016/j.neuroimage.2020.117527

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